５．活動報告

・遠藤電機では、「従業員が安全かつ安心して働ける職場であること」「従業員が快適かつ効率的に働ける職場であること」「新潟の四季を感じながら働ける職場であること」という３つのテーマを掲げ、毎月１回・４時間を年間スケジュールに組み込んで従業員みんなで活動しています。

（１）安全な職場環境をつくる

• ①製造工場　レイアウト変更

  活動前

  通路（安全地帯）と作業場所の区別がなかったので、作業員は常に危険と隣り合わせの状態で仕事をしていました。

  

  活動後

  通路（安全地帯）を塗装し、作業場所との区別が視覚的にわかるようになり、通路を歩いているときは安全性が高まりました。

• ②製造工場　クレーンが稼働する範囲の見える化

  活動前

  製造工場には、吊り下げ式のクレーンを設置しています。

  活動前

  クレーンが稼働する範囲が視覚的にわかりませんでした。クレーンの動きを認識していないと危険であると指導を受けました。

  

  作業後

  床にオレンジ色の点線を塗装することで、クレーンが稼働する範囲が視覚的にわかるようになり、クレーンの動きを注意する意識が高まりました。

• ③パソコンなどの配線の空中化

  活動前

  事務所に設置しているパソコンなどのコードやケーブルが、床に無造作に這わせてありました。ホコリによる火災の恐れがあると指摘を受けました。

  

  活動後

  制御盤を製作するときにケーブルなどを配線するダクトを机に取り付け、その中にコードやケーブルを収めました。これで、ホコリによる火災の危険性が低減しました。

• ④階段左側通行の標識

  活動前

  階段を上ったり下りたりするとき、最短距離を選択するので、従業員同士が踊り場でぶつかりそうになることがありました。

  

  活動後

  階段を上ったり下りたりするときのルールを左側通行と決めて、踊り場に敷いているフロアーマットを加工し、矢印の標識を表現しました。この標識のおかげで、従業員同士がぶつかりそうになることがなくなりました。

（２）快適・効率的な職場環境をつくる

• ① 照明スイッチの表示・標識

  活動前

  天井照明のスイッチです。はじめて押す人は、どこの照明が点灯するのかわかりませんでした。

  

  活動後

  天井照明の位置とスイッチをカラー表示、天井照明にカラー標識を貼り付けました。

  活動後

  そのおかげで、新入社員でも、どのスイッチで、どこの照明が点灯するのかを区別できるようになりました。

• ②２階事務所　ファイルの表示・標識

  活動前

  棚に並べているリングファイルの背表紙に丸シールを斜めに貼ることで、リングファイルを戻す場所がすぐにわかるようにしていました。

  

  活動後

  丸シールを四季折々の画像を分割したものに変更しました。事務所内が明るくなりました。夏の画像は、「ひまわり畑と長岡花火のフェニックス」です。

• ③車両荷台・収納スペースづくり

  活動前

  車両の荷台に、工具やダンボールに入れた材料を重ねていたため、必要なモノを探すことに時間がかかることがありました。

  

  活動後

  荷台に工具を片付ける棚や、ヘルメットをかける場所を設置することで、必要なモノを探す時間が短くなりました。

• ④社用車　出入口　ミラーサビ対策

  活動前

  駐車場の出入り口に設置しているミラーが錆びてしまい、門の色が赤茶色に汚れていました。

  

  活動後

  門の錆落とし、ミラーを塗装し直しました。とてもキレイになりました。

（３）会社の季節の衣替え

• ①冬囲い

  活動前

  会社の出入り口脇に植えている庭木です。

  

  活動後

  新潟県長岡市は、雪が降る地域です。雪で庭木の枝が折れないように、太い木や竹を使って囲いました。